私たち日本人は、世界一のキレイ好き国民ですね。
「除菌」「抗菌」グッズがいっぱい!
この「清潔すぎる」が、大事な菌をひ弱にし、結果、悪い菌を防げなくなることもあります。
肌に常在するブドウ球菌は、「汗の匂いのもと」にもなりますが、
肌を保護し、悪い菌が付着するのを防いでくれてもいます。
肌だけではなく、体中には細菌がいっぱいです。
ヒトは「菌の棲み処」なのです!
口の中には10億~100億。
腸内には300種100兆個とも言われています。
この菌たちが体の代謝や消化を助けてくれるおかげで病気にならず元氣に生きられる。
そして、体の免疫状態というのは、自然界の汚いもの、寄生虫、細菌などに触れながら「成熟」していくものです。
これが、「キレイ」「無臭」を求めるあまり、何度も念入りに石鹸やシャンプーで手や顔、髪を洗うと皮脂もブドウ球菌もひ弱になる、もしくはいなくなってしまいます。
その結果、ますます悪い菌が増殖、そして、肌荒れの原因にも!
だから、アトピーの人は石鹸とシャンプーをやめるだけで良くなる事もあるんですよね。
「ちょっと洗い忘れちゃった」くらいが丁度イイってこともありますね。
菌の棲み家である私たちは、菌と共生して生きている。
それを忘れずに、
「殺菌・除菌」に神経質になり過ぎないようにしたいものです。