今回は、「タネ(種)」についてのお話です。
先日、有機農家さんと胡瓜の話しになりました。
私たちは、しっかり種から胡瓜育ててるんです。
えっ、それは普通ではないんですかと思いながら!?
なんと、今は、地面から下の部分はかぼちゃ、地面から上が胡瓜が多いとのことでした。
接ぎ木すると、長期間、胡瓜を収穫出来るそうです。
ここからが、本題になりますが、
今回の農家さんは、固定腫の「タネ」を扱っています。
(※固定腫とは、タネがとれるタネのこと)
これとは逆に、タネからタネが取れないのが「F1種のタネ」になります。
スーパーで売られてる野菜や遺伝子組み換えは「F1種」になります。
「タネからタネが取れない」というのは、言い換えれば、
「いのちがつながらないタネ」とも思えますね。
タネ屋さんで有名な野口さんは
「いのちのつながるタネで育った野菜を食べて欲しい」と言います。
野口さんの著書「タネが危ない」の中では、手塚治虫の漫画の話が出てきます。
お父さんが異常な〇〇を持ち、そのお父さんの〇〇から生まれた子供は、お母さんが違っても、みんな同じ顔の無性人間になる。
そして漫画の中では、この子供たちが大量に作られて、戦士に育てられ……、そんな内容の漫画です。
手塚先生もまた、「ガラスの地球を守れ」、「生命はみんな同じで、一つ」
そういう本質を伝えたかったんだろうなと感じます。
いのちをつなぐタネの野菜を食べることが、自分を守ること地球を守ることにつながっていく。
そんな風に、日々の
「食事の時間」が「食育の機会」になれば良いなぁと思います。